アメンボを利用したインセクトドローンの開発
陸・海・空,と様々な環境下で活躍しているドローンは便利な一方で,高価なモータやセンサを使用するためコストがかかり,環境負荷も大きいです.
もし,昆虫を利用したドローンが実現すれば,駆動源やセンサを昆虫が元々持つ能力で代用することで,低コスト・低環境負荷な上に超小型なドローンを実現できるかもしれません.
このような考え方は特段珍しい訳ではなく,例えば陸生昆虫を用いたインセクトサイボーグなどは既に報告されています.また,陸上や水中,空中で機能する様々なドローンやインセクトサイボーグが提案されてきています.
一方,水面というごく限られた特殊な環境においてはその限りではありません.水面は水環境の変化を強く反映するため魅力的な環境計測の場である一方で,ロボットを駆動させる際に発生する波によって水面が乱されたり,油で汚染してしまうといった問題があるためです.
これに対し,当研究室ではこれまで培ってきたアメンボ研究のノウハウとロボティクス的知見を基に,『アメンボを利用したインセクトドローン』の開発を進めています.
アメンボは,他のどの昆虫とも異なり,水面で生活しており,一部のアメンボは海洋にも分布しています.このため,アメンボを利用すれば地球の70%の表面積をも占めていると言われる海洋への進出も夢ではありません.ただでさえ,昆虫は地球上で最も反映していると言われている良きものと言われている中,海洋にも進出できるようなアメンボは究極の反映者とも言えるかもしれません.
そんなアメンボをドローンとして利用できれば,昆虫ドローンの活動範囲を更に広げることができるのではないでしょうか.
当研究室では,アメンボにセンサや無線通信モジュール,バッテリーなどの電子機器を搭載することで,アメンボドローンの開発を目指しています.
Copyright © Uesugi Lab All rights Reserved.